交通事故専門の行政書士が,専属の医師と連携し,後遺障害等級の認定を,検査〜手続までを徹底サポートします。

兵庫県在住 男性48歳 高次脳機能障害 会社員

後遺障害等級 9級から3級へ (ご家族の証言)

 後遺障害診断書 精神障害に関する所見神経心理学的検査(高次脳機能障害の評価)質問法による意欲評価スケール平衡機能障害の診断書味覚障害に関するカルテの記載WAIS-Rまとめ意識障害日常生活状況報告書(文章)認定通知書
9級から3級へ

※ご本人のご厚意により,特別に許可をいただき掲載しています。

(被害者のご家族から)

その節は先生,大変お世話になりありがとうございました。

一度は等級が決まったものの,その等級には納得できずに,何をどうすればいいのか分からないまま四苦八苦していました。先生が病院に同行してくださり,無事納得行く等級を得られたことに心より感謝しております。今後の先生のご活躍を応援していきます。

一昨年の春の出来事です。 主人が信号無視の車に跳ねられました。警察から連絡があったときは,私は呆然と電話の前に立ちすくんでいました。ほんとうにこの日のことは,今でも忘れることはありません。

病院に行ったときは主治医から「脳挫傷」と説明されたときは立ちくらみがして
倒れそうになりました。主人の意識は戻らず,意識が戻っても後遺症が残ると説明されました。

1週間後に主人は目を覚ましました。ここからが私と主人の本当の戦いの始まりでした。手足に麻痺があり,食事を取るとき,着替えるとき,トイレに行くとき,日常生活のありとあらゆることに手助けしなければなりませんでした。トイレには間に合わなくて,漏らすことも度々ありました。そして,そのことを注意すると主人は過敏に怒ったりしました。本人は一生懸命やろうとしてるのですが,思うようにできないのでよくイライラしていました。それでも,リハビリのかいあってか,少しずつではありますが手足の動きは回復していきました。そして,3ヶ月の入院生活を経て退院しました。

退院後は,入院生活では気付かなかった主人の変化が多々見つかりました。入院中は,手足が動かしにくいことにしか気づいていませんでした。しかし,物を置いた場所を忘れたり,同じことを何回も聞いてきたり,薬を飲むことさえうまく覚えることが出来なかったり,事故に遭う前の元気よく頼もしかった主人とはまったく別人であることに気づいたのです。

なぜ,私達がこんな目に遭わなければならないのか。主人を看病している時に私は何度も涙をふきました。入院中はパートを続けていましたが,それも止めました。こんな毎日に本当に何度死にたいと思ったか数え切れません。

そして,事故から1年が経ったころ,保険会社は症状固定の説明をしてきました。後遺障害診断書を医師に書いてもらい保険会社に提出しました。3ヶ月後,9級と認定されたという連絡とともに,示談交渉がはじまりました。提示金額は約800万円であり,一度に800万円ものお金を受け取れるとは思っていなかったため,説明されたときは少し驚いてしまいました。しかし,知人からは示談交渉は低い金額から始まると聞いていたので返事は保留にし,お金のことなので知人には尋ねにくかったため,最後に専門家に相談してみようと思いました。

息子に頼み,インターネットで相談できるところを探してもらいました。その時に見つけたのがジコナビ様です。「後遺障害の等級の見直しからはじめた方がよさそうだよ。」と言って,ジコナビ様のことを教えられました。そして,おそるおそる電話をかけ相談にのっていただきました。


【当事務所のサポート内容】

お電話を話をうかがうと,保険制度や後遺障害等級の仕組みについて,被害者やその家族が何も知らないことをいいことに保険会社の思惑どおりに話が進んでいるという印象をうけました。そして,そのように思ったことと,その理由をお話しし,今後の可能性を確かめるためにも,相談に来られることをおすすめしました。そして,後日,ご子息といっしょに相談にこられることになりました。

相談では,より踏み込んだ話ができるようにしたかったため,資料をなるべく多くもってきていただきたいと伝えました。しかし,すべてを保険会社にまかせておられ,ほとんどお持ちでありませんでした。このような場合には,保険会社から資料のコピーをもらうようにすればよいのですが,それもよく分からないとのことで,相談当日は,そこからスタートしました。

一度目の相談の結果,資料を回収するための書面作成を引き受けることになりました。ごく簡単な書面とはいえ,書類作成を仕事としていることもあり,5千円を作成費用としていただくことになりました。

2週間ほどして,資料一式が送られてきました。中身を拝見しました。特に,診断書類を重点的に拝見しました。その結果,支障を裏づけるような検査が何もおこなわれていないことが判明しました。たとえば,物忘れがひどければ記憶に関する検査が必要となるのですが,それが行われた形跡がありません。ふらつきについては耳鼻科等で平衡機能検査をうけるべきですが,それも行われていません。かろうじて,四肢麻痺について,所見されていたに過ぎませんでした。

後遺障害等級は9級の認定を受けていましたが,それは四肢麻痺が記載されていたためかろうじて認定されたというところです。

保険会社との交渉に先立ち,どのようなことをすべきであるかを検討し,説明しました。検査手配をスムーズに実施できるかが課題となり,この部分をふくめて引き受けることになりました。

翌週,さっそく主治医である脳神経外科の診察に同行しました。保険の仕組みを説明し,高次脳機能障害にかんする神経心理学的検査,および,平衡機能障害や四肢麻痺・味覚障害・嗅覚障害等の身体性脳機能障害をたしかめるための諸検査について手配をすすめました。

検査は一つずつ進められ,すべてを終えるのに約3ヶ月を要しました。しかし,すべてを無事に終えることができ,また,それまでは自覚症状としてしか書かれていなかった支障についても検査結果が得られ,医学的に裏づけられた症状として診断書に書かれることが可能となりました。

診断書類と日常生活状況報告書をまとめ,異議申立を行いました。結果は,3級の認定です。当初の認定が9級だったため,6段階も重たい等級が認定されたのです。9級のまま示談に応じたなら800万円+アルファで終わるところでしたが,3級の認定により,自賠責保険金だけでも2,219万円が振り込まれることになりました。その後,弁護士を紹介し,請求額が一億を超える訴訟へとすすまれました。満額が認められることはないでしょうが,かなりの高額判決になるはずです。

奥様が800万円に迷った瞬間がが運命の分かれ道であり,誤った選択をされなかったことが幸いし,このような状況を招来することができました。

こうしてまた,泣き寝入り被害者が一人減ることに貢献できたのでした。


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